昨日、どうしても会いたかった人に会えた。
その人は、かなりのご高齢だ。
しかし、失礼ながら、子どものような人だ。
邪気をまったく感じないのである。
直接対面して話すと、理由もなく、涙が出そうになった。
記憶している限りだが、このような人に出会ったのは四人目だ。
特に感動的な話を聞いたわけではない。
もちろん、悲しいわけでもない。
なのに、なぜ涙が出るのか。
確たる根拠はないが、魂が反応しているのだと私は考えている。
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昨日お会いした人は、奇跡としか言えない現象を起こす商品を作り、販売している。
この商品は、あらゆる化学物質を無毒化する。
そして、そのものが本来備える生命エネルギーを最大化する。
その結果、心身の浄化を促す。
重篤な病気の治癒、瀕死の事故からの生還、汚水槽の浄化…
どの事例を聞いても、嘘やろ！としか言えない。
究極は、水と土壌の浄化である。
私たちがその商品を使い、生活を営むだけで、地球が元の状態を取り戻すと言う。
浄化された人間の排泄物や生活排水が、その役割を果たすそうなのだ。
怪しい、怪し過ぎる。
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私たちの科学では、説明できないそうだ。
あえて説明するならば「高次元エネルギーの作用」だそうである。
どんな人か作ったのか。
どんな人が売っているのか。
それを確かめるために、昨日、私はその人に会いに行ったのだ。
その人は、かの松下幸之助さんに経営を学んだそうだ。
自然の法則に従うことを、徹底的に叩き込まれたとおっしゃる。
その極意は、
「利他」
だそうだ。
その教えに従って実践行動を続けた結果、この商品を世に出すことになったそうだ。
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私たちの文明は「利己」の極みである。
人間だけが栄えればいい。
そうやって自然環境を破壊し尽くして来た。
自分だけが儲かればいい。
そうやって経済格差を広げ尽くして来た。
でも、もう限界だ。
その兆候が社会の随所に露呈しているのに、私たちは愚かにもその文明にどっぷり浸かり続けている。
そこで気付いた。
なぜこの人は、この商品を作ったのか。
そして、この商品は、奇跡としか言えない結果をもたらすのか。
なぜ高次元エネルギーが作用するのか。
それを紐解く鍵は、利他の生き方にあるのだ。
そう言えば、私が過去に出会った、対面すると自然に涙が出る三名も、まさに利他を生きる人たちであった。
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すべてが、つながった。
なぜ、今ここに自分がいるのか。
なぜ、この仕事をしてるのか。
なぜ、この不思議な商品と人に出会ったのか。
そして、自分の魂は、何を求めているのか。
これからどう生きるのか。
これまでに歩んで来た道、これから歩むべき道がハッキリと見えた。
