老いること、死ぬこと。
最近、この二つに、リアルに向き合う機会が増えています。
いずれも、誰もが必ず通る道です。
しかし、現代日本においては、いずれに対しても、マイナスのイメージを抱く人や場合が多いのではないでしょうか。
この二つを否定することは、生きることを否定すること。
私は、そう感じます。
逆に、この二つを、かけがえのない、豊かなものと捉える。
すると、生き方が変わり、命が輝き出す。
自分自身の経験から、そのように思えてなりません。
現代人の生き辛さの根本原因は、老いと死に対する向き合い方にあるのではないか。
私は、そう考えています。
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高いところへ上ると、都市が見渡せます。
この景色の中で、今、おびただしい数の人が命を営んでいる。
しかし、わずか50年後には、半数以上の人が確実にいなくなります。
100年後には、ほぼ全ての人がいなくなっています。
先週、大阪北部を中心に起こった比較的大きな地震。
ある予測によると、今後、関西地方において、6週間以内に震度7の地震が起きる可能性は、70%だそうです。
地球をリンゴの大きさとすると、人間が生息できる範囲は、せいぜい皮の部分だけだそうです。
私たちは、どうしようもない条件下で生きているのです。
これら事実に圧倒されながら、自分がどう生きるかを考える。
すると、一所懸命の大切さに気付きます。
自分の命は、何を求めていますか。
どう生きたがっていますか。
今、その問いに向き合わずして、いつ向き合うのでしょう。
自分に向き合い、自分を解放する。
やりたいことを、今すぐやる。
会いたい人に、会う。
欲しいものがあったら、手に入れる。
そのように生きたいと、ますます強く思う、今日この頃です。