大人が生き様を見せること

社会について

【生き様】

昨日、長年教師をされている方とお話をする機会があった。

やりがいを感じ、楽しんで取り組んできた仕事だったが、最近、そうではない自分に気付いたそうだ。
そのために、新たな生き方を模索されているとのことだった。

教師は、とても素晴らしい仕事だと思う。
将来の社会を担う子供たちの教育に携わることは、かつては聖職とも呼ばれた。

ところが、現代における教職はどうだろうか。

教育自体が、「詰め込み」と言われるように、一方的な知識や偏重な価値観の押し付けに成り下がっている。
画一化、均質化が重視され、個を尊重し、信頼し、それぞれが備えるもの大切に育むということは、すっかり忘れ去られている。

一方で、教師は様々なものに縛られ、自分の信念や志を捨てざるを得ない。
言いたいことも言えず、真に必要たと思うことが出来ず、決められたことを忠実に実行するのみのサラリーマンと化すことを要求される。
だから、真面目な人ほど悩み、苦しむ。

子供に対する教育の基本。
それは、

「大人が生き様を見せること」

だと私は思う。
真剣に人生に向き合い、志と信念と情熱を持って仕事に取り組むことだと思う。

だから、まずは自分がどう生きるかを定めることだ。
そして、一所懸命、かつ幸せに生きることだ。

子供たちは、そんな大人の姿を見て学び、育っていく。
私は、そう思う。

特に現代日本は、子供の数が減っている。
かつ、生き辛い子供が増えている。
これは、日本人の危機であり、日本国の存亡に関わる非常に深刻な問題だ。

教育の現場に身を置くことが、本当にいいことなのか、どうか。
他に何か方法がないのか。

私たち大人、一人ひとりの生き様が、真に問われていると感じる。
我が事としてこの危機に気付き、行動する大人が一人でも増えることを心から願う。

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