【掌ひとつの革命】
わかる人には、わかるだろう。
福岡正信さんの「わら一本の革命」の流用である。
でも、ただのパクリではない。
分野は違えど、想いもしっかり受け継いでいるつもりだ。
現代社会に蔓延する慢性疾患、難治性疾患、精神疾患。
その大半に対し、現代医療はほぼ無力であり、時として害を及ぼす。
疾患に限らず、現代社会のあらゆる問題の根底にあるもの。
それは、自然からの乖離である。
人類は、自然環境を破壊する以前に、自分という自然を破壊している。
ほぼ無意識に。
今、考えねばならない。
なぜ、人類が地球上に誕生したのか。
なぜ、唯一人類だけが心を備え、自然に影響を及ぼす能力を備えたのか。
伝説的アパッチインディアンであるストーキング・ウルフの短い言葉に、大きなヒントがある。
「私たちは地球のケア・テイカー(caretaker、世話人)なのだよ」
大地の子として、ケア・テイカーとして、何も奪わず、何も傷つけず、グレート・スピリットにつながる生き方。
長い間、先住民族たちはそれを実践していた。
日本人も、江戸時代まではそんな生き方が普通であった。
自然と調和する「ケア・テイカー」として、八百万の神とつながりながら暮らしていたのだ。
私たちは、命のケア・テイカーであるべきだ!
今こそ、それを思い出そう!
その手がかりと具体的実践方法。
それが、心整体法である。
掌ひとつで始められる、一人革命である。
マザー・テレサがこのような言葉を残しているそうだ。
「私たちのやっていることは、僅かな一滴を大海に投じているようなものです。ただ、その一滴なくして、この大海原はないのです」