約20年前に乗ってた愛車、ミニクーパー。
これは、そのクルマのシフトノブです。
クルマは売却しましたが、パーツだけ残っていました。
とても懐かしいです。
当時で、ミニ生誕30年でした。
ゆえに、もう50年以上前に設計されたクルマです。
マニュアルトランスミッション。
重いクラッチ。
窓を開けるのは、手動。
パワーステアリングも、ありません。
ドアキーとイグニッションキーは、別。
グリスをさすなど、日常のメンテナンスが必要です。
スピードもでません。
エアバッグなどの安全対策もありません。
エコカーでもありません。
でも、日常利用には、十分でした。
子供たちが大きくなってきたので、私は手放してしまいましたが、今でも時々、走っているのをみかけます。
オーナーが大切に手入れをして、乗っておられるのでしょう。
それに対し、現在のクルマはどんどん進化しています。
もっと便利に。
もっと速く。
もっと快適に。
もっと高性能に。
もっと、もっと、もっと・・・
私たちは、それが良いことと信じて疑わず、やって参りました。
しかし、その結果、環境破壊が進みました。
大気、水質、土壌の汚染は、取り返しのつかない域だそうです。
そして、人間が怠惰になりました。
社会全体に、思いやりや優しさがなくなりました。
このままではいけない。
違う方向に舵を取り、エネルギーを注がねばならない。
多くの人が、気付き始めていると思います。
持続可能な社会へ、どうシフトしていくのか。
一人ひとりが考え、実践行動すべき時です。
新しい月を迎えるにあたり、クラシカルな木製のシフトノブを眺めながら、改めてそのようなことを考えておりました。
今月も、よろしくお願いいたします。