心身楽々堂へ初めて来られたお客さまの多くが驚くこと。
それは、蔵書の多さである。
1,000冊足らずなので、それほどの数でもない。
しかし、整体院にたくさんの本が置いてあることが意外なのだろう。
実は、全てを読んでいるわけではない。
数えたわけではないが、読破したものは3割程度だと思う。
本と私
私が、本をよく読むようになったのは、就職してからだ。
入社後、しばらくして、自主的に学ぶ必要を強く感じるようになったからだ。
与えられた仕事をこなすだけだと、自分はダメになる。
そう感じ、せめて本を読もうと思ったのが、はじまりである。
だからだろう、読むのはビジネス書や自己啓発書が多かった。
もっとも会社員時代に入手したものは、一部を除いては自宅で保管している。
整体院内にある本は、2008年以降に入手したものが大半だ。
本との出会いは、ご縁だと思っている。
読みたいと思ったり、タイトルが気になった時は、とりあえず手に入れる。
入手したら、当たり前だが、必ずざっと目を通す。
読む気になれば、そのまま読み進め、一気に読んでしまう場合もある。
逆に、読む気にならない場合もある。
その本は、そのまま棚に並ぶ。
そうやって、どんどん本がたまってきたという状況である。
なぜ整体院内に本を置くのか?
ただでさえ狭い、整体院の室内。
なぜそこに多くの本を置くのか。
ひとつは、来られたお客さまに、私という人間を知っていただきたいからである。
何に興味関心があるのか。
どんな背景や志向を持っているのか。
本のタイトルを見れば、何となくわかっていただけるであろうからだ。
もうひとつは、貸し出しをするためだ。
整体院でのセッションには時間に限りがあり、少しのことしか伝えられない。
場合によっては、本をお読みいただくことで、補えると考えている。
これまでも、積極的なお客さまは「お勧めの本、貸してください」とおっしゃる。
もちろん、快くお貸ししている。
ついに整理を決意!
これまでは“何となく”分類し、並べていた。
しかし、1,000冊近くなり(実際は、約800冊であった)、どこに何があるか、把握できなくなってきた。
お客さまに読んでいただきたい、お貸ししたいと思っても、探せない。
そんなことが、何回か続いた。
これはいけない!と思い、整理することを決意した。
しかし、どうせやるなら、効率よく進めたい。
何よりも、検索や探索が容易にできるようにしたい。
いい手段はないか…
で、見つけたのがスマートフォンのアプリである。
これだ↓
「蔵書マネージャー」
http://bsy-web.com/software/bookmanager.html
整理作業の実際
まずは、すべての本を棚から出し、1点1点、ISBNコードをアプリで読み取る。
すると該当する本が表示されるので、登録する。
自分が探しやすい分類方法を考え、アプリ上でフォルダーを作り、登録データを分類する。
登録済みの本を、分類にしたがって仮置きする。
すべて登録が終わった時点で、仮置きした本を分類しながら、棚に設置していく。
これを、二日間かけて行った。
↓ 施術台の上に仮置きしている状態
蔵書の分類について
蔵書は、以下のように分類している。
閲覧や貸し出しを希望される方は、参考にして欲しい。
今後について
今後は、
1)各分類内での整理
2)分類名の見直し
3)増加対策(設置場所確保や廃棄)
などが課題と考えている。
いや、それ以前に読めよ!という意見もある。
それについては、現在「瞬読」というスキルを身につけようと努力している。
それを利用して、読みたいものから読み進めようと思う。
そのためにも、今回アプリで一望できるようになったことは、ありがたい。
本は読まなくてもいい?
冒頭に述べた通り、私は蔵書のすべてを読破しているわけではない。
数えてないが、よくて3割程度だろうか。
何となく罪悪感があったのだが、最近、次のような記事を見つけて少しほっとしている。
↓ 本は読まなくてもいい
https://socrates.media/2019/03/04/4123/
最近は、電子本も浸透してきた。
でも私は、印刷製本された紙の本が好きである。
すべての本を手に取り、バーコードを読み取り、分類して収納する。
とてもたいへんだったが、本と対話できる、とても楽しい時間でもあった。