話題の映画「新聞記者」を観た。
映画ならではの多少の誇張や演出はあるだろうが、この国の真実の姿が描かれていると思う。
プロデューサーである河村 光庸氏の想い「映画こそ真の自由であることを願って」が、多くの人の心に届くことを願うばかりである。
しかし、映画で描かれているが如く、圧力がかかり、上映中止に追い込まれる可能性もないとは限らない。
実際に、妨害や嫌がらせが起きているようだ。
ともかく、一人でも多くの人に、この映画を観て欲しいと思う。
特に7/21の参議院選挙に向けて、現政権がいかなるものか、これまで何をしてきたのか、これを機にぜひ知る努力をして欲しいと願う。
「この国の民主主義は形だけでいいんだ」
劇中で、内閣情報調査室のトップが語った言葉だ。
おそらく、それが現実なのだろう。
現代日本の社会には、劇中の登場人物のように、職務と良心の狭間で苦しんでいる人は非常に多いと思う。
真面目な人ほど悩み、苦しみ、時として自ら命を絶つことを選択してしまう…
だから、今、ぜひ考えて欲しい。
このまま「欺き、誤魔化し、逃げる」人生を送り続けるのか?
それとも、「抗わず、偽らず、汚さず(by 岡本よりたか)」の人生へと転じるのか?
他者と過去は、絶対に変えることはできない。
自分と未来は、いくらでも変えることができる。
一人ひとりの決断と行動。
その積み重ねでしか社会は変わらないことを、よくよく理解すべきだと思う。