9/7「本物との出会いで人生が変わる」保坂浩輝さんお話会

ご縁のあった人たち

山梨県甲府市で和のセレクトショップとギャラリー「日本の匠と美ほさか」を経営されている保坂浩輝さんを講師にお招きして、お話会を開催します。
 
かつて日本人が当たり前にしていた、自然と命を大切にする暮らし。環境と調和する暮らし。作り手と使い手が支え合う暮らし。それは、現代社会においても、本当のことを知り、日々の買い物を変えることで実現できることを、保坂さんはお店を通して伝え続けられています。
 
お話会では、全国を訪ね歩いて見つけた伝統工芸の品々や本物の技、これらを使用することで変わる暮らしのこと、買い物のためのお金の考え方、伝え手、繋ぎ手としての日々などをゆっくりお話ししていただきます。また、お店で扱っておられる商品の展示と販売、製本からこだわられた著書の紹介と販売も行います。
 

日時

2019年9月7日(土)、14〜17時(13時30分開場)
 

会場

《会場》 
くずはタワーシティ会議室(京阪「くずは駅」から徒歩約5分)
 

定員

《定員》
20名
 

参加費

2,000円(予約制)
 

講師

保坂 浩輝〈傳え手・繋ぎ手〉
日本全国から世界最高のMade In Japanを選りすぐり紹介。著書に『「八方良し」を目指して 日本・山梨を元氣に!すべては知ることからはじまる』がある。「日本の匠と美 ほさか」http://www.hosaka-n.jp/
 

参加方法

以下の内容をメールにてご連絡ください。

・9/7 保坂さんお話会参加希望
・お名前
・お住まい(〇〇県〇〇市)
・お電話番号

メールは、info@shin2raku2do.jpへ
 

開催の想い

保坂さんにご縁をいただいたのは、今から6年前、2013年のことです。きっかけはFacebookです。私の活動に興味を持ってくださり、関西へ出張したついでに、整体院へお立ち寄りくださったのです。たいへん失礼ながら、最初は「ちょっと変わったおみやげもの屋さん」という認識でした(笑)。なぜそんな人がわざわざ私に会いに来るのだろう?と不思議でなりませんでした。
 
整体院に来られた保坂さんは、いきなり「たとえばこれなんですが…」と言いながら、胸ポケットから、木でできた小さな折りたたみブラシを取り出されました。そして、そのブラシの素材やどう作られているのか、どのような効能があるのかを話し始められました。初めて耳にすることばかりであり、私はグイグイ引き込まれました。
 
他にも、いろんなお話をしてくださいました。日本独自の伝統技術がいかに多種多様で素晴らしいか。それら技術を駆使した生活用品は、機能的に優れているだけでなく、いかに健康や自然環境への配慮がなされているか。今を生きる私たちの生活はどうなっているか、などなど。すっかり魅了された私は、山梨県甲府市にある保坂さんのお店に行ったみたい!と強く思うようになりました。そして、数週間後にお訪ねすることとなりました。
 
訪れた保坂さんのお店、和のセレクトショップ「日本の匠と美 ほさか(当時はライブ工房ホサカ)」はまさに宝の山でした。一見、何気ない生活用品の数々は、世界でも類のないほど極めて高い技術をもって作られており、高い機能性や耐久性を持ちつつ、珠玉の芸術品と呼んでも過言ではないほど美しいものばかり。しかし、かつての日本においては、一般庶民がこのような芸術品を使って生活をしていたのです。
 
彼らが営んでいた社会は、極めて平和でのどかであったと伝えられています。そして、それは自然と調和した質素で丁寧な庶民の暮らしが支えていたのです。その頃に日本へ来訪した多くの外国人たちは、日本の社会を「これぞ理想郷」と讃えたそうです。それと同時に、彼らは日本人の礼儀正しさや心のあたたかさ、精神性や教養の高さ、身体能力の高さに驚嘆したと伝えられています。
 
ところが、明治維新後、日本には西洋の文明や思想が怒涛のごとく流れ込んで参りました。日本は、欧米に追いつくべく、新しい文化や技術、あるいは生活習慣を積極的に取り入れるようになりました。おかげで生活は便利で快適になりましたが、その一方でかつての日本人らしさが失われていきました。しれが本格的、意図的に行われるようになったのは、数度の戦争を経た後のことです。激しい爆撃を受け、二度の原爆を落とされた日本の社会は、壊滅状態となりました。それでも、日本人らしい勤勉さと屈強さをもって、驚異的な復興を遂げ、先進国の仲間入りをはたしました。
 
それはそれで素晴らしいことではありますが、そこには罠が仕掛けられていました。経済的発展を最優先させる競争社会は、かつての日本人らしさをどんどん奪っていきました。日本人は、素直で勤勉な性質を逆手に取られ、政治、産業、教育、医療など、あらゆる分野で自らを愚劣化させていきます。その結果、モノやサービスが溢れ、表面的には豊かで便利になりましたが、社会からは礼儀正しさや思いやりが消えていきました。利己主義、唯物主義、拝金主義、享楽主義が蔓延し、生活が苦しい人が増え、10万人を超える人が自ら命を絶つ(政府の発表は2万人ですが、それは遺書のある人のみ)という、異常な社会となりました。
 
大量生産と大量消費を大前提とする経済社会は、常に新しいものを世に送り出す活動を止めることができません。その結果、モノを大切にしない、使い捨ての文化が助長されました。そのため、永続性や自然環境を大切にする、日本の伝統技術を使った生活用品は、見向きもされなくなりました。その結果、素晴らしい技術を伝承する職人さん激減し、本物の生活用品がどんどん市場から姿を消しつつあります。私たち日本人は、自らの手で大切な宝物を永遠に葬るという愚行を行っていると思えてなりません。
 
そのような中、保坂さんのお店は30数年前の創業以来、本物を作る職人さんと生活者をつなぎ、本来の日本の素晴らしさを伝えることを徹底して行って来られました。そのような文化的活動を商売ベースにのせるのは困難を極めたことと拝察いたします。しかし、それを断固として行って来られた保坂さんのご両親(故人)、そしてそれを受け継ぎ、より大きな動きにすべく努力を重ねておられる保坂さんには、本当に頭が下がる思いです。心より敬意を表する次第であり、一昨年に上梓された初めてのご著書「八方よしを目指して」には拙文を寄稿させていただきました(お話会当日にも販売されることと思います)。
 
そんな保坂さんのお話、ぜひ多くの人に聴いていただきたいと願います。滅多に触れることのできない本物の生活用品の数々にも、ぜひ触れていただきたいです。本物に触れることは、大げさでなく人生を変えるほどのインパクトがあることをご体感いただきたく、ご案内いたします。
 
9月、皆さまとご一緒し、保阪さんのお話を聴きながら、楽しいひと時を過ごせることを心待ちにしております。

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