身体先にありき

ご縁のあった人たち

昨日は、宇城憲治先生の実践講演会に参加させていただきました。わずかな時間ではありましたが、かねてより念願であった宇城先生にお目にかかれ、直接ご指導をいただけるという、絶好の機会でした。貴重な体験を数々させていただき、濃密で有意義な時間を過ごすことができました。
 
「身体は知っている」
 
講演の中で、宇城先生が何度も口にされた言葉であり、ご著書の中でも「身体先にありき」という表現が頻出いたします。そう、身体あっての命です。誰もが身体を持ち、その存在を確かめることができます。しかし、私たちはその偉大さや有難さについて、自覚がありません。そのことが、今日、世界中で生じている深刻な諸問題の根幹に横たわっていると感じています。
 
身体は命そのものであり、そこには宇宙の叡智が宿っており、目に見えない広大な世界へつながる入口が存在するのです。そこに気付いたことが、私が整体の道へ歩み出すきっかけとなったこと、そこへ誘ってくださったのが宇城先生であったことを改めて思い出しました。
 
実践講演会の名の通り、身体を使ったワークをたくさん行いました。それは、常識では考えられない、信じられないような出来事の連続でした。特に最後に全員で行ったワークは、宇城先生がおっしゃる異次元時空のいったんを垣間見た思いがするほど、凄まじい体験でした。
 
会場で購入した著書に、サインをしていただきました。「至誠」は私の最も好きな言葉の一つです(言葉の由来を知ると、少しがっかりもするのですが)。至誠を貫きたいがために、私はサラリーマンを辞め、生き方を大きく変え、生涯にわたり自分の信じる道を歩み続ける決意をいたしました。以来、座右の銘としております(整体院にもこの言葉を掲出しております)。
 
昨日8月15日は、奇しくも先の大戦にて日本が敗退した日です。先生は、そのことには触れられませんでしたが、世界や日本の現状を憂い、今、私たち大人一人ひとりが大切なことに気付き、生き方を変える必要があることを、何度も何度も強調されていました。たいへん僭越ながら、私が整体を通じてお伝えしたいことそのものであり、大きな勇気と希望を与えていただいた思いがいたします。
 
宇城先生、道塾門下生の皆さま、どう出版の皆さま、そしてご一緒していただいた皆さま、たいへんありがとうございました。最後に、私が最も好きな宇城先生の言葉を引用させていただき、本稿の締めくくりといたします。
 
進歩、成長とは変化することであり、
変化とは深さを知ることである。
深さを知るとは謙虚になることである。

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