少し前に、岡本よりたかさんが、この本をFacebookで紹介していた。よりたかさんは、この本を読んで触発され、滞っていた執筆が一気に進んだそうだ。私もそれに触発され(笑)、どうしても読みたくなって、取り寄せてみた。少し読んでみて、よりたかさんの気持ちがわかった気がする。以下、序文を引用。
「料理がもたらす自由」
一本の大根を
一個の卵を
どのようにして食べるか。
冷蔵庫を開けて、大根が一本あれば、
それだけでいくつもの料理ができる。
コンビニで弁当を買う、
スーパーでパックに入った惣菜を買う、
電子レンジで温めて食べる。
忙しいから、仕方のないことかもしれない。
自分には時間がない。
本当のところは、そう思い込まされている。
社会は、人々を懸命に働かせて
時間を奪い、エサを与える。
体が壊れて、
医者と薬のお世話になることも含めて
すべてがうまく循環している。
この“奴隷の輪”から抜け出す方法は
料理を自分の手で作ること。
料理は“生きる術”。
それを知るだけで、あなたは自由になる。
単なるレシピ本ではなく、経験から紡ぎ出された思想と信念に裏打ちされた、生き方の本だと感じる。何だか久しぶりに、料理をしたくなった。そして「最初に読む整体本」を書きたくなってきた(笑)。