病気ではないのに病気にされている人たち

仕事について

私の整体院へ来る人たち、つまり私が整体を通じてお役に立てる人たちとは「病気ではないのに、病気にされている人たち」です。その一部には(もしかしたら、かなり大きな割合で)「病気ではないのに、病気になりたい人たち」も含まれています。
 
本当に病気の人たちは、医師や医療機関にお任せするしかありません。しかし、現代の日本に膨大に存在しているのは、上記にあげた「病気ではないのに、病気にされている人たち」ではないかと考えています。この人たちに本当に必要なことは治療ではなく、「知ること」「気づくこと」「学ぶこと」です。そして、それを支えるのが、整体の仕事であり、整体師の役割だと考えております。
 
整体院へ来た「病気ではないのに、病気にされている人たち」は、かなり深刻な状態であっても、あっけなく快癒されます。当たり前です。病気ではないのですから。ちょっと厄介なのは「病気ではないのに、病気になりたい人たち」です。この人たちは、深層心理(潜在意識)で「病気になりたい」と強く願い、病気であることを選択しているからです。
 
前者は、難しくありません。命の仕組み、心と身体の仕組みを知り、その大きな鍵となる問題解決の手助けをすれば良いだけです。その方法を学び、実践すれば、容易に抜け出せます。難しいのは、後者です。もちろん、私たちが関わることで「病気になることを望み、選択していたのは自分だった」と気付き、快癒される人もいます。でも、頑なに、病気であることを選択し続ける人も、決して少なくありません。
 
昨日ご紹介した本にも書かれていましたが、現代に生きる私たちは「奴隷の輪」の中に、はまり込んでいます。この超強力な奴隷システムは、明治維新を起点とし、特に第二次世界大戦以降、巧みに構築されてきました。残念なことに、日本はそれに気づかない大人が大勢を占めます。だから、大量の人たちが、病気ではないのに病気にされ続けるのです。放置できないのは、その波が低年齢の子どもにまで及んでいることです。
 
この事実を如実に示しているのが、年間42兆円を超える日本の国民医療費です。この膨大な数字を支えているのが、「病気ではないのに、病気にされている人たち」なのです。つまり、整体の仕事には、事実上無限大とも言える、膨大な市場と可能性があるということです。それゆえ、この市場で起業することを、多くの人に勧めたいと考えるのです。

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