ジェンガ

社会について

ジェンガってご存知ですか?ジェンガとは、“同サイズの直方体のパーツを組んで作ったタワーから崩さないように注意しながら片手で一片を抜き取り、最上段に積みあげる動作を交代で行うテーブルゲーム”です(Wikipediaより引用)。
 
現代日本社会の様相を眺めていると、私は、このジェンガのようだと感じてなりません。この社会は、政治家や大企業が興じるジェンガゲームのようなものです。つまり、私たちが気づかないうちに、様々なことが起こったり、決められたり、行われたりして、社会がどんどん不安定になっていく。現在は、たった一本のパーツで支えられている状態で、崩壊するのは、もはや時間の問題と感じます。
 
その兆候は、ずいぶん以前から社会の随所に顕現し、警鐘を鳴らす先人たちも多く存在しました。今や、危機があからさまに目に見え、肌で感じられる状態なのに、大半の大人は、気づかないか、見て見ぬ振りです。いずれにせよ、ほとんどの日本人が、虚構であり幻想に過ぎない安泰に甘んじ、お金で全ての価値をはかり、3S(sports、screen、sex)に熱狂している状態です。いよいよ末期的状態を呈していると感じます。
 
このままでは、近い将来、99.9%以上の確率で、日本の社会は崩壊するでしょう。崩壊の原因は、経済の破綻かもしれませんし、天変地異によるものかもしれません。NWO(新世界秩序)推進に伴う民族の殲滅かもしれませんし、放射能汚染によるものかもしれません。いずれにせよ、いろんな意味で極限にまで危険な状況です。
 
しかし、たとえ0.1%以下しか望みはなくとも、絶対にあきらめない。ごくわずかではありますが、そんな大人が存在することも、また事実です。そんな大人たちは、淡々と、自分の良心、信念、倫理観に根ざした生き方、働き方を実践し続けています。その人たちは、ジェンガの最下部に残った、たった一本のパーツのようなものだと思います。
 
自分一人が実践しても、社会は変わらない。それも事実ですが、一人ひとりの実践の積み重ねでしか、社会を変えることはできないのも事実だと思います。それに、最下部のたった一本のパーツは、すでに着地している状態ですから、全体が崩壊しても変わることはありません。
 
私たち日本人一人ひとりが、これまでの歴史や現代社会をどう捉え、どう考え、どう生き、どう働くのか。何を大切にして、何を捨て去るのか。それが、今ほど問われていることは、かつてなかったと思います。最下部を支える大人が、一人でも増えることを願うばかりです。

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