50歳のあなたへ

仕事について

人生100年時代。現在50歳のあなたは人生の折り返し地点に立っておられるわけですが、今、どんなお気持ちでしょうか?残る後半の人生に大いなる希望をお持ちでしょうか?逆に、暗澹たるお気持ちでしょうか?それとも、何も感じていないでしょうか?
 
50歳ちょうどでなくとも、人生半ばにさしかかる40〜50代の頃は、身体に不調を感じることも増え、日々の生活においても何かと悩んだり、迷ったりすることが多いと思います。自分の人生、このままでいいのか、別の生き方があるのではないか、老いていくことに不安は感じないか、定年後はどう過ごすのか、人生の後半、自分は幸せに生きていけるのか…
 
私のことをお話ししましょう。人生半ばにさしかかった頃(40代に入った頃)、当時、サラリーマンだった私は、人生に絶望していました。40年も生きてきたのに、自分には何の専門分野も得意分野もない。企業の看板を外せば(会社を辞めれば)、何もできない無能無価値な人間であると自覚したからです。
 
もちろん、夫としての自分、父親としての自分、誰かの友人としての自分という存在価値はあるでしょう。しかし、一人の人間として、どれだけ人の役に立ち、社会に貢献できているのか。勤務先にとってすら、お荷物ではないのか。それを問われると、まったく自信がありませんでした。
 
経済中心の社会で生きている以上、自信がないということは、収入も得られないということです。それは男として、夫として、父親として無価値に等しい。当時の私はそう思い詰め、だからと言って何もできない自分が心底情けなく、自分を責め続け、ついにはうつになりました。
 
今、日本には、程度の多少はあるものの、自分の存在価値を見出せない大人が蔓延していると感じます。先進国中で自殺者が異常に多く(公的には年間2万人、実際は10万人以上)、中高年の引きこもりが61万人も存在するのは、それが顕現した事象であると私は考えています。
 
私は、中高年の方に対し、整体で起業することを提案し、自立できるよう支援することを生業としています。なぜなら、まったく未経験の私が、50歳手前で挑戦し、生きる希望を見出した道だからです。さらに、この道で10年以上に渡り生き延び、今、無限の可能性を感じているからです。
 
整体は、命に向き合い、命に寄り添い、命の尊さと奥深さを知り、それを人や社会に伝える営みだと考えています。医療や治療とは一線を画し、誰もが備える命の力を蘇らせ、さらには輝かせる営みであり、もし生業とするならば、命が軽んじられるこの現代社会においては、何よりも重要な仕事だと考えています。
 
整体は、人を思いやることができるなら、誰でもできる仕事です。また、仕事を通じて、どこまでも自分を磨き、高め、成長させていける素晴らしい道です。何よりも、これまでの人生経験が存分に生かせる仕事です。だから、50歳前後で脱サラや起業、あるいは自立を考えるなら、最高の選択だと自信を持ってお勧めをしているのです。
 
あなたには、あなたにしかできないことがあるのです。だからこそ、あなたは生まれてきたし、これまで生かされてきたし、今生きているのです。もし、今、あなたが生き辛さを感じているのなら、どうかこのことを思い出してください。そして、これから先の人生は、あなたが思い描くように創造することが可能であることを知ってください。

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“心を使って人間という生命体を整える”、癒しの人間学「心整体法」の入門書。整体に興味がある方はもちろんのこと、生き方や働き方に迷いや悩みがある方に、ぜひお読みいただきたい整体読本です。もちろん、何をやっても治らない、頭痛、めまい、動悸、過呼吸、不眠、慢性疲労、自律神経失調症、起立性調節障害、不安障害、パニック発作、うつなど、原因不明の不快症状や心の病で苦しんでおり、わらにもすがりたい気持ちで、改善の道を探しておられる方にも、きっとお役に立てる内容だと思います。
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