ある方の投稿を見て、思うことがあったので、それについて書いてみようと思います。
「鎖につながれた象の話をご存知ですか?」
幼い頃に、人間によって鎖につなげられ、自由を奪われた象は、自分が成長し、身体が大きくなり、鎖を断ち切るだけの強大な力を備えても、鎖でつながれたままでいます。幼い頃の経験から、自分はこの鎖の束縛から逃れられないと学習してしまっているからです。心の中から、自由になることの選択肢を捨ててしまっているからです。
人間も、同じです。特に現代日本の社会には、鎖につながれたままの大人がいかに多いか、朝夕の通勤ラッシュの風景を眺めていると、思い知らされます。そんな大人を見た子どもたちも、自分たちには鎖を断ち切る力がないことを学習します。その結果、希望を見失い、無気力になるばかりか、自ら命を絶つ子どもも増えているそうです。
鎖につながれたままの人生が悪いとは申しません。そんな生き方が好きならば、それを続ければいいと思います。しかし、もし鎖を断ち切り、自由になりたいのならば…心からそれを望んでいるならば…その力は、誰でも備えているのです。その力を目覚めさせ、ぜひ自由な生き方を選択して欲しいと切に願います。
自分のためにも。子どもたちのためにも。まだ見ぬ、未来の子どもたちのためにも…