昨日は、どうしても会いたかった人に会うために、京都府福知山市へ出かけた。遠い場所という印象があったが、高速道路が整備されたために、クルマで約1時間半。渋滞も一切なく、意外に近かった。
さて、その人とはFacebookで知り合った。年齢は、私とほぼ同じ。また私と同様、大手一流企業を定年を待たずに退職、京都府綾部市に移住され、いわゆる田舎暮らしをされている。
ある学会が主催するセミナーが福知山市で開催され、そこで講師の一人として登壇されると聞き、お会いする絶好のチャンスと、いそいそ足を運んだ次第である。
お会いして強く感じたのが、とても「美しい人」ということ。細身で端正なお顔立ちをされており、着衣も非常にセンスが良く(着衣センスゼロの私にそんなこと言う資格はないが)、まるでモデルのようだが、外見が美しいのはさておき。
私が感服したのは、たたずまい、言葉、声、話し方、動作、仕草、考え方、論調、生き方など、すべてに美しさを感じる人だということ。私に“男色の気”がないことは天地神明に誓うが、男が男に惚れるとは、こういうことだろう。
昨日の投稿で、エドガー・ケイシーの言葉「生命の美しさ、人間性の美しさは、自己のパーソナリティを通して輝き、色あせることのない美を与える」を紹介したが、たいへん僭越ながら、まさにそのような人だと感じた次第である。
自分の感性と信念、良心と倫理観、心の底から湧き上がる欲求と情熱。それらに素直に従って、暮らし、幸せに生きておられるのだと拝察する。そこに力強い“生命力”を感じ、それが美しさの源泉なのではないかと思う。
お会いできて、本当に嬉しかったです。そして、大いに触発されました。お聞きしたいこと、お話ししたいことがたくさんあったのですが、それはまた次の機会に。再会を心より楽しみにしております。ありがとうございました(そして、こんな記事を勝手に書いてごめんなさい)。
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添付の写真は、福知山の新町商店街。セミナー会場は、この商店街の中にある閉鎖店舗をリノベーションした、厨房付きレンタルスペースであった。この商店街、かつては北近畿一の規模と賑わいがあったそうだ。
現在営業をしている店舗は、最盛期の約1/10。日本中でこのようなことが起きている。その根底にある問題に気付かないと、日本人は幸せになれないどころか、滅亡の道まっしぐらであると感じてならない。社会の変革が急務である。
しかし、社会変革は、政治や行政に期待して待っているだけで何も起こらない。今回お会いした方のように「美しい人」が増えること。そして、美しい人がゆるやかにつながり、ベクトルを合わせ、政治や行政を上手に使うこと。それしか道はないと思う。