おはようございます。
「抗うつ剤で腰痛治療!?」
昨日の朝日新聞朝刊の一面、トップ記事。厚労省の調査によると、今、日本に腰痛で悩む人が推定2,800万人いるそうです。“関係学会”が推奨治療方針をまとめており、それによると、次の通りだそうです。
– 抗炎症剤、鎮痛剤を強く推奨
– 長引く場合は、抗うつ薬も強く推奨
– 腰椎コルセットも推奨
– 安静は、推奨しない
– マッサージ(整体はこの部類に入れられていると思われる)は、根拠なし(つまり意味がないということ)
わかっていることではありますが、国家やマスコミの堕落には、目を覆いたくなるばかりです。日本国民の99.99%がこの記事を盲信するのだろうと思うと、暗澹たる気持ちになります。
抗炎症剤や鎮痛剤は、その場しのぎに過ぎません。炎症を抑え、痛みを感じなくしているだけです。痛みの原因を解消しているのではありません。長期にわたり利用すると、交感神経の亢進と血流阻害を招きます。
ストレスが腰痛の原因になることは、確かにあります。しかし、抗うつ剤がストレスを解決してくれるわけではありません。そもそも抗うつ剤は無意味であり、怖ろしい作用があります。
コルセットは、あくまでも急場しのぎに使うべきものです。長期の利用は、筋肉を退化させるばかりか、身体締め付けによる弊害が甚大です。
マッサージや整体は玉石混交です。その場しのぎの慰安マッサージばかりが目立つため、根拠なしとされる理由もわかります。しかし、治療系のマッサージや整体などの代替療法においては、多くの方が腰痛から救われています。
国と学会、そしてマスコミと医薬品メーカーが結託し、国民を騙し、薬を販促したいという意図が見え見えです。何が何でも、日本国民を薬漬けにしたいようです。洗脳し、依存させ、束縛し、搾り取る。国家絡みの謀略といっても、言い過ぎではないと私は思います。
国家があてにならないことは、一昨年の震災でよくわかったはずです。自分の身は、自分で守るしかない。しかし、多くの方(おそらくは99.99%以上)は、相も変わらずありがたく健康保険制度を利用し、せっせと病院へ通い、薬をもらいます。薬漬けになり、さらなる症状を招き、ますます薬に依存します。本当に、情けない話です。
過剰な医療化と、その盲信や信奉。それが、日本人の心身の健康を大きく損ねています。私たち民間療法に携わる者は、協力し合って、真実を広く、強く訴えていかねばならない。その思いをいっそう強くしました。