先日、私の投稿をご覧になった合氣道修行者の方が、メッセージをくださった。内容をかいつまんで申し上げると「本部道場の通達(方針)により、現在、稽古にはマスク着用が必須である。それに異議を持つが、この道場に所属する以上、致し方ないのか」とのことであった。
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もし、合氣道開祖が生きておられたら、どのような判断をされているであろうか。ひとつの手がかりとして、以下、開祖である植芝盛平先生の口伝を文章化した一節を引用する(「合氣道開祖・植芝盛平語録 合氣神髄」より)。
“真の武道には敵はない、真の武道とは愛の働きである。これは殺し争うことでなく、すべてを生かし育てる、生成化育の働きである。愛とはすべての守り本尊であり、愛なくばすべては成り立たない。合氣の道こそ愛の現れなのである”
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さて、マスクは愛だろうか?ほぼ感染症拡大防止には無駄無意味、さらには健康上有害とわかっていながら、門下の者たちにマスク着用を強要するのは、愛だろうか?ただただお上や世論に迎合隷従する姿が、真の武であろうか?私は、違うと思う。
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私は、合氣道稽古の延長線上に、整体の仕事を発見し、この道で生きるべく人生を大きく変え、生涯をかけてこの道を究めていくことを決断した。我欲によって選択した道であったが、12年かけて歩み続けた結果、それが一時の気の迷いなどではなく、大げさに申せば、神様によって導かれた道であると、今、確信を深めている。
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なぜなら、風の時代へ、そして太陽の時代へ、時代は大きく切り替わったからである。その大きな分岐点が、昨日だったようである。それが企業であれ、任意団体であれ、自分の本意に合わない組織に迎合や依存することがいかなることなのか。一人ひとりが考えて、生き方を選択すべき時期に来ていると強く感じている。
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本当の自分は何を求めているのか、耳を傾けて欲しい。本当の自分とは「魂」である。魂が身体と心を通じて、自由に表現されていることこそが、真の健康である。そして、それを目指すための道として、私は自分の整体法を極めていきたいと考えている。ご連絡くださった方が佳き道へ進まれるよう、願うばかりである。