感じてみてください。この写真の母子が、マスクやフェイスシールドをつけていたら、どんな情景になるのかを。また、想像してみてください。マスクやフェイスシールドが当たり前になった社会で育ったこの子が、将来どのような大人になるのかを…
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常にお互いの表情を確かめ合うこと。肌と肌で触れ合い、お互いを感じ合うこと。これらは、愛情を育み、信頼関係を深める上で欠かせない、とても大切な営みです。また、精神的安定や乳幼児の情操面での発育に、非常に重要な意味を持ちます。
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ニューノーマルは、人と人を隔絶し、その触れ合いを遮断することを推奨するものです。そこに異常さや隠された意図を感じないばかりか、むしろ迎合や賛成する大人が圧倒的大多数であることに、私は絶望感に近い危機感を抱いています。
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「なぜマスクに反対するの?たかがマスク、して済むなら、それでいいだろう」———— そのようにおっしゃる方が、決して少なくありません(もしかしたら圧倒的大多数かもしれません)。しかし、そうやって小さな妥協を積み重ねてきた結果が、現代社会のあり方です。
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日本では、年間20万人近い人が自殺すると言われています(公的には2万人ですが、それは遺書のある人のみだそうです)。さらに申せば、10代の死因の第1位は自殺だそうです。この事実は、新型コロナウィルスなど比較にならないくらい、はるかに深刻な問題だと私は思います。
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現代日本は、いつの間にか、命の重さがかつてないほど軽くなった、極めて異常な社会になり下がりました。しかも、それに気付く人はわずかです。現代人のエゴの肥大化、感受性の鈍化と思考力の低下は、絶望的に深刻です。加えて、その自覚がないゆえ、救いようがないというのが正直な気持ちです。
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でも、あきらめたら終わりです。だから、思いや価値観を分かち合える人を強く求めています。「命を知り、命を感じ、命を養う」———— それが、整体の学びです。言い換えれば、それは身体を通して、真実を知り、真理を体得する道であります。
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真実を知り、真理を体得すれば、命の力や可能性に目覚めることができます。それは、自信と希望の源泉です。だから、“整体を学ぶ仲間を増やし、百匹目の猿現象を起こそう”———— と、亡き師匠が、よく口にしていたのだと拝察いたします。私も、今まさに同じ気持ちです。
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地球や自然に対する傲慢と冒涜を反省するために。
人間だけでなくすべての命を尊重する世界を取り戻すために。
誰もが安心して自分らしくあれる社会を実現するために。
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ニューノーマルに断固反対し、本気で共に同じ地平に向けて歩んでくれる仲間を、今、心から求めています。私自身、そもそも整体など全く無縁の生活をしていました。この時期に、ここへ導かれたのは必要必然なのでしょう。もし、何か感じることがあれば、お気軽にお声掛けください。