一昨日は、「食と農の勉強会・実践編」の最終回でした。岡本 よりたかさんを講師に迎え、約半年間、兵庫県丹波市で大豆の自然栽培を体験いたしました。
食と農に対する想いや関わり方は、参加者それぞれに違います。参加者の中には、かなり本格的に自然栽培を実践されている方もおられますし、私のように、まったく農に関わったことのない者もいます。
そのような集まりでしたが、約半年間、和気あいあいと楽しく、充実した時間を過ごし、それぞれに学びがあったことと思います。よりたかさんらしい、単なるノウハウや知識の伝授に留まらない、生き方としての自然栽培が体感できる、稀有な勉強会であったと感じています。
総括の際によりたかさんがおっしゃっていた、「自然栽培とは、土と対話すること」という言葉は、心に深く響きました。
農と聞けば、ともすると植物の生育や作物という成果にばかり目がいきます。しかし、本当に大切なことは、植物はもちろんのこと、私たちが拠って立つ大地といかに向き合うかではないかと思います。大地が汚れ、貧弱になれば、私たちも汚れ、貧弱化していくのではないでしょうか。
よりたかさん、ご参加のみなさん、本当にありがとうございました。また、大切な畑をお貸しいただき、1ヶ月に一度しか訪れることのない私たちに代わり、毎日大豆を見守り、真心を込めてお世話くださった今井 智樹さん、今井 真理子さんご夫妻には、心より感謝する次第です。ご夫妻の生き方からも、私は多くを学ばせていただきました。貴重な学びの場を、本当にありがとうございました。
勉強会自体は、大豆を収穫して終了しましたが、これからみなさんにとっての本番が始まるのだと思います。勉強会で得たこと、学んだことを、それぞれの生活、仕事に生かしていただければ、主催者としてこんなに嬉しいことはありません。
今回のご縁を糧にして、私も実践を重ねて参りたいと思います。次の企画も、考え中です。何とぞ今後ともよろしくお願いいたします。