【たかがマスク、されどマスク(5)】〜 子どもへの影響を考える 〜

社会について

昨日の投稿に対していただいたコメント返信をもとに、この記事を書いています。最近、マスクに関する投稿が多いので、辟易されている方も多いと思います。その方々は、きっと次のようにお感じでしょう。
 
「たかがマスク、着用して済むならそれでいいではないか。なぜそんな小さなことを執拗に問題視するのか」
 
私は、“されどマスク”と考えています。少し大げさに申し上げると、あなたがマスクを常用するかどうかは、この民族、この国、この世界の未来を決めるくらいに重要なことだと考えています。だから、観点や内容を変えて記事を書き、投稿を続けています。
 
ただし投稿の主目的は、自分の考えを整理し、自分の在り方を確認することです。読者に考えや行動を改めてもらう意図はありません。ただ、同じように感じてくださる方がいらっしゃれば、とても心強く思うし、たとえわずかでも、誰かの気づきにつながれば、それは素直に嬉しいと思います。
 
さて、昨日は、自分に自信がないからマスクを常用することについて、私の考えを述べました。驚いたことに、親子でそのような状態である方も、決して少なくないようです。でも、ぜひ考えて欲しいことがあります。それは、自分に対する自信を喪失することは、誰にでもあるということです。何を隠そう、私もいまだにあります。
 
だからと言って、対処療法的にマスクをして安心を得るというのは、違法ドラッグや向精神薬を服用するのと同等の行為だと思います。いずれも一時しのぎであり、根本解決にはならないし、依存すると手放せなくなります。主作用・副作用により、深刻な他の症状を招くという点でも同じです。
 
親(大人)は自分で判断し、選択したことだからそれでいいのかも知れませんが、子どもは違います。間違いなく親(大人)の影響を強く受けます。もしかしたら、その子は一生、人前で顔をさらすことや、人との接触や対話を恐れて生きることになるかも知れないことを、想像してみて欲しいのです。
 
人生において辛苦や困難はつきものです。生きている限り、それらがなくなることはありません。直面すると、誰もが逃げたくなります。即解決を望みます。そういう人間の特性や弱さを利用したビジネスが、社会には蔓延しています。違法ドラッグもそう、向精神薬もそう。そして、今般のコロナウィルス騒動も同じだと思います。
 
一方で、辛苦や困難を乗り越えることで、人は成長ができるのだと思います。根性論を押し付けるつもりはありませんが、成長することは、人間の根源的欲求の一つであり、生きる歓びの源泉だと思うのです。一人でも多くの大人が、そのことに気付き、自分の頭で考え、判断や選択することを願ってやみません。
 
以下に、昨日見つけた映像へのリンクを貼っておきます。幼児が、親の表情に対してどのような反応をするのか、その実験映像です。マスク着用と同条件ではありませんが、親の変化や反応が感知しにくい状態という点では同じです。着目すべきは、このような短時間でも、幼児は大きなストレスを感じているということです。参考にしてください。

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