先月8月26日、厚生労働省が、2013年度の概算の医療費が前年度比2.2%増の39兆3,000億円になったと発表したそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO76210860X20C14A8EA1000/
39兆円という数字の大きさ、考えたことがありますか?
比較のために、巨大建造物の総工費や総事業費をあげてみましょう。
– 東京スカイツリー 650億円
– 東京湾アクアライン 1兆4,000億円(工事期間10年)
– 東海道リニア新幹線 9兆300億円(工事期間30年)
(※リニア新幹線については、予測数字)
いかがでしょうか。
39兆3,000億円がいかに大きな数字か、少しは実感できたでしょうか。
翻って、私たちの整体院へ来るお客さまの大半は、病院で治らない人です。
藁にもすがりたい気持ちで来られる方が、ほとんどです。
苦しみ、悲しさに寄り添っていると、こちらが涙することもあります。
医療機関でどんな対応をされたかお話を聴くたびに、いい加減な診断や意味のない治療、あるいは心無い言葉の数々に、呆れ、怒りを覚えることも多々あります。
痛みや症状、病気は結果であり、結果には必ず原因があります。
原因の大半は、その人の生活や心の中にあります。
それを紐解き、原因を断っていけば、自然に快癒するものがほとんどです。
みなさんが最も恐れるガンも、私たち整体師にとっては怖い病気ではなく、実際にガンと診断されても元気に過ごされている方が、整体院のお客さまには何名もおられます。
中には、自然に治らない難治性疾患とされているものもあります。
その多くは、「医原病」だと私は考えています。
つまり、過剰な予防接種や投薬、あるいは手術により、身体本来の機能に異常が生じているのです。
食品添加物や残留農薬などに起因するものも、無視できないでしょう。
昨今、FacebookをにぎわしているALS(筋萎縮性側索硬化症)もそのひとつと言われています。
しかし、それでも、いのちはどんな時も、生きようとします。
元へ戻ろう、治ろうとしています。
どのような悪条件化であっても、その中で最善を尽くし、いのちを永らえようとする。
それが、いのちの力です。
私たちはその力を信じて、寄り添い、見守り、待つという選択をします。
兵器に対して兵器で対抗すれば、終わらない戦争になります。
医原病も同じです。
苦しいからといって薬や手術で対抗すれば、やはり終わらない戦争になります。
そっやって、終わらない戦争を起こして、金を儲け続ける。
それが、現代の医療産業であり、39兆円という莫大な医療費として如実に顕在化しています。
現代社会の構造は、みな同じです。
医原病は、死への過剰な恐れに根差す、盲目的な医療信奉、医師信奉に端を発しています。
心ある医師は、医療の役割や限界をきちんと患者に告げます。
しかし、大半の医師はそうではない。
自分の身の安泰、お金儲けを最優先させ、人のいのちの尊厳、真の健康には目を瞑る。
患者を脅し、依存させ、束縛し続ける。
患者の側も、脅しに屈し、依存し、喜んで束縛され続ける・・・
死は、誰にも等しく訪れるものです。
この世に生を受けた時から、宿命的に持っているものです。
ゆえに、過剰に恐れる必要はありません。
真に恐れるべきは、死を恐れるあまりの愚行だと私は考えます。
過度な延命措置は、その最たるものではないでしょうか。
私の主張が正しいとは申しません。
この数字を見て、感じて、一人ひとりにまず考えていただきたい。
医療とは何か、どうあるべきか、どう利用すべきか・・・
そういう想いで、本記事を投稿しました。
「お天道様に恥ずかしくない生き方をする」
それは、自分の仕事に自信と誇りと責任を持つということです。
世のため、人のためになる仕事をすることです。
一人ひとりがそれを実践すれば、戦争や病気が蔓延する世の中も、やがて終焉すると信じています。