整体修行時代、師匠が頻繁に口にしていたことがあります。それは「アホになれ!」ということです。と言っても、決して頭を悪くしろということではありません。考え過ぎるな!常識にとらわれるな!人から何を言われようと、自分が正しいと思うことを貫け!自分が真にやりたいことなら、自分の限界を外して挑戦せよ!というような意味です。
先日、惜しくもお亡くなりになった村上 和雄博士の著書に「アホは神の望み」というものがあります。2008年に上梓された本であり、同年に脱サラして起業した私は、この本を何度も読み、大いに勇気付けられたものです。亡き師匠が伝えたかったことを再確認する意味でも、この本には大いに助けられました。
本の帯に書かれている通り、バイオテクノロジー(遺伝子工学)の世界的権威である村上先生がたどり着いた究極の生きる知恵とは「素直で正直、器の大きなアホであれ!」ということです。今の日本は、いわゆる「お利口さん」ばかりが増殖し、アホになれる人がほとんどいないゆえ、社会がどんどんおかしな方へ向かっていくのではないかと思います。
以下、この本の章立てです。これを眺めればどのような内容か、お察しいただけるのではないかと思います。
プロローグ アホが世界を変える
第1章 鈍いけれど深い生き方
第2章 陽気であきらめない心
第3章 愚か者こそ幸せ者
第4章 くさらない、おごらない、屈しない
第5章 アホは神の望み
私の整体塾には、良い意味でのアホが多いと思います。整体という、社会的地位も信用もない仕事で、しかも全く未経験の状態から学びをスタートし、起業するというのですから、そこに本気の想いや志がないと、できないことです。つまり、アホにしかできないことを一緒にやるのが、私の整体塾なのです。
狂った社会で生きていくためには、アホになるしかないと考えています。それも、政治屋やマスコミに騙され、何でも鵜呑みにして、権力者の言いなりになるアホではなく、村上先生がおっしゃる、素直で正直、器の大きなアホが、大量に必要だと強く思います。もしアホになりたい方がいらしたら、一緒にやりませんか?^-^