【ラディカルラブ 〜 Radical Love 〜】
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連休を利用して、エコロジー思想家、非暴力平和運動家であるサティシュ・クマール師の著書『ラディカルラブ』を読んでいる。ラディカルという言葉は、私たちは「過激な」を連想するが、そうではない。「根本的な」「徹底的な」という意味である。
クマール師の述べるラディカルラブは、「合氣とは愛なり」と説いた稀代の武術家であり、合氣道を世界和合の道として創始した植芝盛平翁が述べていることと、極めて近いと感じている(コメント欄参照)。
以下、同著「日本語版への序章」(p18〜)より引用する。
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自然とは何でしょう?森、花、山、湖、そして動物。人間も自然です。空を飛ぶ鳥と同じように、私たちの誰もが自然です。私たちはみな、土、空気、火、水でできている。
だから、自然を愛するとは、生きものばかりではなく、万物を愛することなのです。愛とは、いのちというものを、シミがあろうと、イボがあろうと、すべて受け入れることです。
痛みも快楽も、得るものも失うものも、浮き沈みも、喜びも苦労も、すべて平静に、怒りも恐れもなく受け入れること、それが愛。恐れを手放すこと、それが愛です。
愛とは、すべての期待を捨てて、展開し続ける人生に参加することです。対話、思いやり、コミュニケーションなどを通して、私たちは変容し続けます。
「善悪を超えたところに野原がある。そこで会おう」
詩人ルーミーのこの詩句のように、「私たち/彼ら」の違いを超えたところに、批判や不平不満を超えたところに、私たちが出会うべき野原がある。愛し合う者たちはそんな愛の場で出会うのです。愛の庭には、互いに与え合い、助け合う互恵の花が咲きます。愛は私たちを寛大にする。そして、利己から相互利益へ、共通の利益へと私たちを運んでくれます。愛は寛容で大らかな心を育みます。
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間違いなく言えるのは、現代を生きる私たちに最も必要なものは「愛」であること。私たちがやるべきことは、優劣や強弱を競ったり、立場や主義を主張することではなく、愛すること。そして、愛をもって日常を過ごし、仕事をすること。
「整体とは、愛を育み、体現すること」
この本を読んだことで、それを堂々と言える勇気をいただいたと思う。愛とは何か。愛するとは、どういうことか。それを知識だけでなく、経験と体感を通じて会得していく道。それが整体だと私は考えている。
「善悪を超えたところに野原がある。そこで会おう」
現在の生き方や働き方に疑問や悩みを持っている人たちに、改めてそう伝えたいと思う。

