生きる力

仕事について

2年前の今日、投稿した記事。昨日投稿した記事(子どもの自殺過去最高)と関連する内容なので、再度掲載いたします。
 
現代日本の社会において、最も枯渇しているもの。それは「生きる力」ではないでしょうか。整体の現場に身を置いていると、大人から子どもに至るまで、生きる力が絶望的に減退していると強く感じます。朝夕の通勤ラッシュ時の電車に乗ると、まるで奴隷船に乗ってるようで、私は息が詰まりそうになります。

年間の自殺者が2万人も存在すること(実際は10〜15万人)、子どもの自殺が過去最多であること、平日の病院はどこも満員であること、多くの心療内科でなかなか予約が取れないこと、中高年の引きこもりが推計61万人存在することなどは、生きる力が枯渇している一つの表れではないでしょうか。
 
では、何をすればいいのでしょうか。記事中にも書きましたが、まずは大人が「生きる力」を養うことだと私は思います。社会風潮や制度を変革する必要性を主張する人もいますが、すぐには実現できません。そもそも巨大な利権で固められた社会が、そう簡単に変わるはずもありません。
 
生きる力を養うために、すぐ実現できること。それは、自分を変えることだと私は思います。生き方を変えること、働き方を変えること。そして、その地盤となる自分の心のあり方を変えること。それならば、自分の責任範囲において、即座に決断し、実践行動できるはずです。
 
つまり、一人ひとりが、自分自身に革命を起こすこと。その積み重ねでしか、社会を変えることはできないと思います。ある特定の政治家や政党に期待を寄せる人が急増しているようですが、それだけで終わっていては、所詮はガス抜きにしかならないでしょう。
 
生きる力を養うために必要なのは、自分自身があきらめの心を捨て、自分の中にある可能性に気づき、新しい生き方、働き方への第一歩を踏み出すことだと私は考えます。そのための強力なツールとして、私は整体を提案しています。

「生きる力」の強い子を育てる
ここ数年で、整体院への子供の来院が急増した。 多くは「起立性調節障害」と呼ばれる疾患で学校へ行けなくなった、小・中学生(一部高校生)だ。 私は、学校へ行ける、行けないはあまり問題ではないと考えている。 「生きる力」さえあれば、学校などどうで...
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“心を使って人間という生命体を整える”、癒しの人間学「心整体法」の入門書。整体に興味がある方はもちろんのこと、生き方や働き方に迷いや悩みがある方に、ぜひお読みいただきたい整体読本です。もちろん、何をやっても治らない、頭痛、めまい、動悸、過呼吸、不眠、慢性疲労、自律神経失調症、起立性調節障害、不安障害、パニック発作、うつなど、原因不明の不快症状や心の病で苦しんでおり、わらにもすがりたい気持ちで、改善の道を探しておられる方にも、きっとお役に立てる内容だと思います。
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